

国友農園
吾川郡いの町小川東津賀才206-2 088-867-2544
10:00~17:00 土・日・祝日休
http://www.kunitomo-f.co.jp


高知には昔ながらの農法で手間隙かけて育てられた、有機無農薬栽培の素晴らしいお茶がある。それがここ国友農園の「りぐり山茶」だ。お茶というと、静岡などで見かける一律に並べられた茶畑を思い浮かべる人も多いと思うが、この山茶は山間部の岩場の陰地などに自然に生えている。江戸時代の農法を生かしてカヤ肥えと油かすだけで育成されており、加工は一般的な「蒸し」ではなく「釜煎り」。その全てが手作業で行われており、こういった加工方法をとっているのは日本で唯一、国友農園だけだそう。
「りぐり山茶」の名前の由来は、土佐弁の「りぐる(こだわる・念入りな、などの意)」という言葉。その名の通り茶葉の育成から手入れ・加工・販売まで全てにこだわりにこだわって、大切にそして丁寧に作ったお茶だ。
現在日本で栽培されているお茶のほとんどは「薮北」と呼ばれる品種の挿し木の苗から育成したもので、管理しやすいよう化学肥料や農薬を使って育てられている。そのため本来のお茶の味・香りが活かされておらず、最初にどしっと甘みを感じるだけのものが多い。その点「りぐり山茶」は渋みも苦みもしっかりしていて、後から自然の甘みがふわりと戻ってくる。そしてなんといっても、深い森の香りが感じられる豊かな風味が特徴だ。
「人の心と手をかけて丁寧に収穫された茶葉は、土佐の山の民の想いに山の神様が手を添えてくださった贈り物。自然の力が生み出した豊穣な山の幸をお届けしたい。」そう語る園主の國友さん。澄んだ香りに包まれて野趣あふれる味わいを楽しむ贅沢。たまには自分のためにじっくりと心を込めてお茶を淹れてみては。