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Interview 019 長野大輔

PROFILE

1982年 高知市生まれ
2000年 岡豊高校卒業
2005年 倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒業
2006年 高知市三谷山頂に穴窯築窯初蔵出し

高知市中秦泉寺120
088-875-9158

  • 長野大輔
昔ながらの製法から生まれる世界

「一生、昔ながらの製法にこだわって陶器を作っていきたい」。真剣な眼差しでそう語るのは若手陶芸家の長野大輔さんだ。高校の授業で陶芸に触れたことから興味を持ち、それがきっかけとなってこの世界に足を踏み入れた。備前焼で有名な岡山の大学へと進学し、陶芸の基礎と同時に西洋美術や東洋美術を学ぶ。その数年間で大きく広がった視野と研ぎ澄まされた感覚は、現在創作する作品たちの原点ともなっている。
最近の陶器は電気窯やガス窯を使ったものが主流となっているが、長野さんの作品は穴窯を使った昔ながらの製法で生まれる。こだわりとして、焼き上げには赤松の割木だけを使っている。そうすることで他では出せない味のある仕上がりになるうえ、使用するにつれて手に馴染む陶器になるという。
だが、この方法で焼き上げるには約10日間ものあいだ二人がかりで火を絶やさずに窯を焚き続けるという、想像を絶するような根気と労力、そして繊細な感覚を要する。こうしてじっくりと焼き締められた長野さんの陶器からは、備前焼の持つ素朴な温かさや力強さとともに、そこに込められた熱い想いが伝わってくるようだ。土と炎の出会い、その融合によって生まれる作品に一つとして同じものはない。使い込むほどに風合いが増し、しっとりとした優しさに愛着がわく。好みの物をオーダーすることもできるので、自分だけの作品が欲しい人はぜひ。
若い陶芸家が減ってきているなか、これからも変わらぬ製法で頑張りたいと語る長野さん。精力的に活動を続けるその姿と魅力的な作品は、多くの人の心を惹きつけてやまない。

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