

楠瀬喜多 (くすのせ きた)
1836年 米穀商に生まれる
1857年 土佐藩剣道師範、楠瀬実と結婚
1878年 県に、女性の選挙権がないのはおかしいと抗議
1880年 日本で初めての女性参政権実現
1884年 日本政府が区町村会法を改定、婦人を選挙から排除
1920年 死去


高知市の上町1丁目電停を北へ入ると見えてくるのは高知市立第4小学校。その地にあるのは「婦人参政権発祥の地」という石碑です。
今から129年前の1880年(明治13年)6月、のちに「民権ばあさん」と呼ばれる楠瀬喜多(くすのせきた)という女性の運動が発端となり、それまで男性にしか認められていなかった参政権を、日本で初めて女性にも認める法令が成立したことの証です。女性参政権が認められたのは、アメリカのワイオミング州議会に次ぎ世界で2番目のことでした。
その後、国の政策により区町村会法が改訂されたため女性は再び選挙から排除され、1945年になりようやく全ての女性が参政権を手に入れるのです。
21世紀は「女性の時代」と言われるなか、100年以上も前に楠瀬喜多さんのような方が活躍されていたことを皆さんご存知でしたか?男性ばかりの政治ではなく、もっと早くから女性が参画していれば歴史は確実に変わっていたことでしょう。
高知からは坂本龍馬や中岡慎太郎、武市瑞山やジョン万次郎など、「自由」に対する運動家や活動家が数多く輩出されています。そして、それぞれの活動にはある一貫性があり、同じ要素が含まれています。それは「変化・改革」というキーワード。現在、まさに全世界が求めている流れではないでしょうか。
以前と比べ物質的には豊かになった日本ですが、その代償として様々な歪みに悩まされています。この記念碑を見ると、今後も女性の力が必要とされていることはもちろん、高知人として多くの先人に負けないよう様々なことにチャレンジして行かなければならないと強く感じます。
| 名称 | 婦人参政権発祥の地 | フリガナ | フジンサンセイケンハッショウノチ |
| 住所 | 高知県高知市上町2-1 |