岡部 創太

家具職人・岡部創太さん―
ひとつの道具としてではなく、それらとともに過ごす時間や空間までをも創造するスペシャリスト。名古屋の家具工房にて修行後、2008年に帰高し「Common」を設立。無垢の木材を使ったオーダーメイド家具をメインに、デザインから製作までトータルで手掛ける。

大好きな物作り―
-家具職人を目指したきっかけを教えてください。
岡部創太さん(以下O):幼少の頃から、図工などで物を作ることが大好きでした。インテリアに関することにも興味があり、高校卒業後の進路を決める際、名古屋にインテリア関係の専門学校があることを知り進学しました。そこへ外部講師として来られていた方で、後の師匠となる「HOLLY WOOD BUDDY FURNITURE」代表・宮嶋浩嘉さんとの出会いが一番大きかったと思います。専門学校卒業後、宮嶋さんの下で5年間修行し、独立を決意しました。
-家具職人を目指すにあたって特に影響を受けた家具などはありますか?
O:影響を受けたのは、ミッドセンチュリーの世界観や、北欧の家具にも刺激を受けました。家庭にあたりまえのようにある家具ですけど、作り手からすれば表現が自由にできて、ホント奥が深いと感じています。
岡部 創太

―家具職人になって良かったと思う瞬間を教えてください。

O:やっぱりお客様に家具を納品して、喜ぶ顔を見たときですね。この瞬間はやってて良かったなと心から思います。あと、個人的ではありますが自分のイメージしていたものが形になったとき。またはそれ以上のものが生まれたときです。・・・なかなか無いですけど(笑)。

―家具を作るとき、大切にしていることは何ですか?

O:設計・デザインの打合せをしているときに、その家庭・部屋に合うものを突き詰めて創造すること。それと、時代が変わっても、いつまでもいつまでも長く使い続けてもらえるものを提供したいと考えています。

―あなたにとって家具とは?

O:生活をするための道具であり、生活を豊かにするもの。そして目指すところは、道具を越えたものを創作してゆくこと。使っているうちに愛着がわき、壊れても修理してさらに使い続けたくなるような、人生の一部として位置づけられるような存在ですね。

―今後の活動についてお聞かせ下さい。

O:現在はオーダーメイドをメインにしていますが、今後オリジナルブランドとしての「Common」を確立していきたいと思っています。今までにも何度か展示会を開催してきたのですが、もっとラインナップを増やし、さらに積極的にやっていきたいです。

―最後に読者の方へ一言お願いします。
O:家庭に一つでも良い家具を置いておくと、ライフスタイルも変わってきます。量販店の家具も決して否定はしませんが、人の手で一つひとつ作ったものには、手で作ることでしか出せない風合いや良さがあります。私は家具を提供するだけでなく、家具とともに過ごす時間までをも提供していきたいと思っています。まずは、一度オーダーメイド家具に触れてみてください。
岡部 創太 [Sota Okabe]
1982年5月25日 高知県生まれ
2003年 トライデントデザイン専門学校卒業
2003年 「HOLLY WOOD BUDDY FURNITURE」入社
2008年 高知にて「handmade furniture Common」を設立