スペシャルインタビュー

Interview 003 柿沢安耶

PROFILE

オーガニック野菜スイーツ専門店オーナーパティシエ。現在中目黒で店舗を展開中。マスメディアにも各方面で取上げられている。
野菜スウィーツのレシピ本など多数出版。詳しくは「ポタジエ」で検索。

食と命と自然は繋がっていること
それに関わる地域や人々の仕組みなど、いろんな人に知ってもらいたい
7月某日、徳島県阿波市立市場小学校。約40名の4年生を対象に食育授業を行っていたのは、東京中目黒で野菜スウィーツ専門店・ポタジエを展開するオーナーパティシエ柿沢安耶さん。全国の食育活動の大会を通じて、同小学校の藤本勇二教諭と交流を持ったことが今回のきっかけとなった。教壇に立つ傍ら食育に関する様々な取組みに力を入れている教諭との出会いから数ヶ月―。コックコートに身を包んだ柿沢さんとアシスタントの松浦さんは、市場小学校の元気な生徒たちから好奇心あふれる視線を一身に浴びていた。
―初めての授業、お疲れ様でした。
いや~、楽しかったですねー(笑)
―父兄の方々も子供たちも本当に楽しそうでした。
皆さんが楽しんでくださり私も嬉しかったです。今までイベントや講演会など食育に関する活動はいろいろ行ってきましたが、学校授業での食育活動というのは経験がなくて。以前からすごくやってみたいなと思っていたことなんです。
―ブログでも様々な活動の紹介をされていますよね。普段からネットを活用していますか?
はい。仕事上イベントへの参加などで全国各地へ出かけますから、その土地の特産品や地元食材をネットで調べてスウィーツに使ってみたり、生産者さんの情報を検索したりしています。そこから直接電話をかけてお会いする事も結構多いんですよ。食材の特徴や歴史などを調べるのにもネットを使っています。
―今回の授業には地元のナスが使われていましたね。
ナスのコンポートタルト、すごく美味しかったでしょう(笑)。子供たちも事前にネットを使ってナスについて勉強してくれていました。それだけでなく、地元の生産者さんの事や野菜の栽培方法などまで調べていたようですよ。お野菜を作っている人がいるからそれを食べることができるし、こうしてケーキ屋さんをすることもできる。きれいな野菜が当たり前のようにスーパーに並んでいる現在では、「食」「命」「自然」という大切なキーワードと、日々目にしている食材・食料とが結びつきにくくなっていますよね。そういったことをきちんと伝えてみなさんに知っていただけるよう、野菜スウィーツというものを通して発信していけたらと。野菜の作り方や、生産に関わっている地元の人々、地域の特徴なども知ってもらいながら美味しく野菜を食べて欲しいですね。
―単に食材として見るのではなく、誰がどこで作っているのかなどを知って食べるというのは本当に大切ですね。ところで、柿沢さんおすすめのサイトなどはありますか?
サッカー通信!(全員・驚)。高校生の時から好きなんですよ~。今はレアルファンです!(全員・笑)毎日1回はチェックしています。
―いやー、サッカーファンだったとは知りませんでした!(笑)最後に、今後の目標を教えてください。

全国のお土産開発などです。お土産は「土」の「産物」って書くじゃないですか。売れることでその土地を知ってもらったり、地域がうるおったりするというのが「本来のお土産の形」ですよね。地域がうるおう本物のお土産づくり。それが野菜スウィーツだとお手伝いができるんです。今後も野菜に興味を持ってもらい、食の大切さを、食と命と自然は繋がっていることを、そしてそれに関わる地域や人々の仕組みなどを多くの方に知ってもらいたいですね。ブログも更新していますので皆さんぜひご覧になってください!

お忙しい中、取材に笑顔で答えてくれた柿沢さん。野菜スウィーツという斬新な手法が全国各地の農家や地方自治体から期待と希望を集めている。今後も柿沢さんの活躍からは目が離せない。

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