「僕と地球を繋ぐ森」プロジェクト

日本は国土の約66%(約2,500万ha)が森林の美しい緑の国。しかし一見豊かに見えるその森林の中には、手入れが行き届かずに荒廃が進んでいる場所も多い。その森林を適切な状態に保つためには10年に一度、間伐などの整備が必要なのだという。
そのような状況を危惧し、本来の森の姿を取り戻す活動を通して環境保全や社会貢献を促進するために、『僕と地球を繋ぐ森』プロジェクトは発足した。
ポータルサイト・フリーペーパーLaLa styleを運営する株式会社トランスウェーブは、『僕と地球を繋ぐ森』プロジェクトの理念に賛同することを表明します。

日本の森が直面している「緑の砂漠」

緑の砂漠とは?
林業の衰退から手入れが行き届かなくなった森林は、遠くから見ると美しいものの、実際は背の高い杉や檜に太陽光が遮られている。そのため下草も育たない状態で土がむき出しになることを、緑の砂漠と呼んでいる。
森林約2,500万haのうち約800万haが緑の砂漠
緑の砂漠化が進むと、下草がなくなり土の固定力が弱まって森林の保水能力が失われ、土壌浸食が起こりやすくなる。そればかりか、本来そこに住むはずの生物にも影響が出てしまい森全体の生態系が崩れてしまう。森の問題は最終的に私たちの生活と直結する問題でもあるのだ。
間伐により緑の砂漠を緑のダムに
森林の本来持つ機能を回復させるためには、植栽をはじめ下刈・つる切り・除伐・間伐・枝打ちなど様々な手法がある。中でも間伐は最も経済的で有効な方法であると言える。森林を蘇らせて、雨水をたくわえる「緑のダム」の役目や地盤強化による災害防止、森の生態系の正常化を図りたい。

四万十川中流域の森林での間伐を実施

地方を元気にするプロジェクトに発展させ日本の豊かな自然を子どもたちに残していきたい
『僕と地球を繋ぐ森』プロジェクトは「緑の砂漠」と呼ばれている森林に対し、本来の姿を取り戻す活動を通した環境保全や社会貢献を目的に発足しました。平成17年度から高知県が行っている森林保全対策事業「環境先進企業との協働の森づくり事業」に協賛。平成21年8月12日に高知県、四万十町、「僕と地球を繋ぐ森」運営事務局の3者間でパートナーズ協定を締結し、本格的に活動を開始しました。今回は事務局長・今井久仁氏に、同プロジェクトについてお話を伺いました。
―活動を始められた経緯をお聞かせ下さい。
「東京在住の高知県出身者が集まって発足した、高知県を東京発信で元気にしていくための「知援隊(高知応援隊)」というグループに弊社(株式会社 デジタルマーケット)代表・芝幸太郎も参加しておりまして、活動の中で講師としてお招き致した方から、高知県が環境先進企業との協働の森づくり事業を行っているという話を聞きました。そこでこの事業に協力することによって口先だけではなく、本当の意味で地元高知県への貢献に繋がるのではと考えました。例えば、各地方自治体が保有する「未整備状態の公有林」を、プロジェクトの協賛金で整備を進め、そこから搬出された間伐材を利用して、地域の製材加工会社などが製品化する、といった取り組みもそのひとつです。地方の自治体と企業間だけでなく我々のような東京の企業が中心となり全国に発信し、この活動を日本中に広げていくことで、日本の森林を守り、エコ活動に繋がる、さらに高知県を含めた地方を元気にできるのではないかと思ったのがきっかけで活動を始めました。」
―プロジェクトの具体的な活動内容をお聞かせ下さい。
「このプロジェクトに賛同していただいた企業やアーティストが様々なエコグッズを作って販売することで若いファンの方、即ち次世代にもエコ意識を持ってもらおうと考えています。例えば、アイドルグループAKB48のコンサート会場で販売した「ECOうちわ」。従来のプラスチックを使用した「うちわ」だと製造過程でCO2が出ていましたが、間伐材を利用することでそれも極力出さないようにしました。間伐した木材を地元の企業で製品化。それらを我々が買い取り販売しています。そうして得られたグッズ販売の利益を新たな森林での間伐事業の協賛金に充てていくことで、地域の企業、自治体の両者にお金が落ちます。こうした地域経済の仕組みを作り地方の新たな産業にしていきたいと思っています。
―最後にプロジェクトとしての今後の展望をお聞かせ下さい。
「このプロジェクトが日本の豊かな自然を守り、地方を元気にするひとつのプロジェクトとなり得ることを様々な方に理解していただきたいです。日本には豊富な森(資源)があります。私たちひとりひとりがこの森にきちんと目を向けて現状を知り、子どもたちの未来のために資源(森)を繋いで残していく。そういう思いをみんなで共有し繋いでいきたいですね。」
現在は、著名人やアーティスト以外にもインターネット上にて一般の方からもプロジェクトのサポートメンバーを募集中。サポーターの条件はプロジェクトの内容を理解していただき、この想いを繋ぐこと。
「環境保全や社会貢献活動の最初の入口は単なる好奇心でも良いと思います。客観的に眺めているよりは実際に参加してみて初めて知ることがあります。私自身もこのプロジェクトを立ち上げてから、身の回りのエコに関する意識が高くなりましたよ。」
エコ活動をしながら地域を元気にする。そして豊かな森を次世代に繋ぐ。この大きな活動の第一歩に高知県四万十町の町有林が選ばれました。その四万十町の森林を守ろうと大手企業やアーティストなどが今、どんどんプロジェクトに賛同しています。高知県に住む私達にとって森林というのはあまりにも身近な存在です。この森の現状を知り、企業、個人それぞれが出来ることを考えてみてはいかがでしょうか。

みんなではじめよう。「地球にサンキュ!」