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Interview 015 鬼田知明

PROFILE

1988年 東京のワイン輸入会社勤務
1991年 フランスへ語学留学、ワインの製造工程について学ぶ
1994年 東京の酒販店勤務
1996年 実家鬼田酒店勤務
2001年 (有)鬼田酒店3代目代表取締役就任

鬼田酒店
高知市相生町4-10 088-882-2347 日曜休

  • 鬼田知明
豊富な品揃えと人柄で高知の飲食店を支える

創業62年を迎えた、有限会社鬼田酒店。地元の飲食店経営者なら必ず一度は耳にしたことのある有名店で、常時1000種類のお酒が揃う。店内にずらりと並ぶこだわりの地酒やBIOワイン(無農薬有機栽培の材料を使ったワイン)などを扱うのは、3代目オーナーを務める鬼田知明さんだ。
幼少の頃から酒店の様子を間近で見て育ち、高校を卒業する頃には自然と家業を継ぐ決意をしていた。卒業後は両親の勧めもあって上京し、ワインの輸入会社に勤務する。仕入れから配達まで多忙な日々を送るなか、1990年に大きな転機が訪れる。社員研修でのヨーロッパ滞在中、ワインの製造を見学したことがきっかけで奥深い世界に感銘を受けた。帰国してからもその光景が頭から離れず、翌年に渡欧を決意。約3年かけて語学を学びながらワインの製造工程の仕組みを吸収する。東京に戻り酒販店での勉強を経て帰高、鬼田酒店で5年間の経験を積み3代目オーナーに就任した。
お酒は「嗜好品」。ただの物売りになり、安さ・品揃えだけでは商売として続けていくのは難しいと考える。豊かな経験を活かし、商品知識・接客・人材育成までトータルでスキルアップさせることで、より大きな信頼を築いてきた。そして現在、高知の飲食店から一般顧客まで幅広い層から絶大な支持を得ている。
酒類がお手頃価格で手に入る昨今、蔵元の想いから時代背景までを含め、一つひとつのお酒と丁寧に向き合う鬼田さん。スタッフと共存しながら「お客様に育ててもらっている」と語るその姿からは、62年もの歴史を刻んできた銘店の風格とともに新しい風の匂いを感じた。

インタビュー一覧
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